写真編集は必要なのか?(写真撮影の考え方)
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今回は僕の「写真を撮るときの基本的な考え方」をお話します。
まず、こちらの写真(トップの写真)↓
そして次の写真↓
この二枚の写真は編集していない状態の写真、いわゆる「撮って出し」の写真です。
撮影が終わった段階で露出、構図、仕上がり設定が完成している状態です。
僕が写真を撮るときは常にこの地点に来るようにカメラ設定を変えています。
こちらの写真は以前のブログ記事の写真です。
この写真も無加工無編集です。この時点で作品として完成しています。
僕の撮影ツアーで常にお教えしていることは、
構図、ホワイトバランス、仕上がり設定を撮影しているときに
きっちりと設定すること
これだけです。
この三つがしっかりと設定されていれば、家に帰って編集することなくそのまま作品として
世界中に発表することができます。
では、この三つの設定を現場で整えなかったらどのような写真になるのか?
下の写真を例に見ていきましょう。
この写真はカメラ内でホワイトバランスと仕上がり設定を決めた撮って出しの写真です。
では、無編集状態(RAW)だとどのような写真なのでしょうか?↓
RAWデータをAdobe Lightroomに取り込んだ直後の状態です。上の写真とは全く違う印象です。
これでは作品とは呼べませんね。ここから編集をしていきます↓
Lightroomで編集をした状態です。素の写真よりはかっこいいですね。
↑
LR編集
撮って出し
↓
雲の質感、山とそこにかかる雲のコントラストに違いがあります。
この日は強風で山肌を吹き抜ける雲が印象的でした。なので一番見せたい「山の稜線を流れる雲」に
目が行く写真になるようにカメラ内で設定を決めて撮影しました。
カメラの性能を越えてしまう場面での撮影の際は
後で行う現像を考慮して撮影しています。
天の川や星の撮影↓
極度の逆光場面↓
完成に近い状態の写真が撮れれば、のちの現像工程でも編集するものが少なくなり
写真一枚を仕上げる時間が少なくなる。
またはそのままお気に入りの作品としてSNSなどで発表できる。
編集することは決して悪いことではありませんがカメラの中で
如何に「完成に近い状態」で撮ることができるか?
風景でも動物でも人物でもスナップ撮影でも、これが僕の写真撮影の考え方です。
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